「オデッセイ」を見よう
オデッセイ、最高に面白いです(断言)。映画が好きなら見るべきでしょう、言っても過言ではない、個人的に2月にして2016年映画は完結してしまったかと疑うほど最高ですホント。
さて、そう喚くだけなら簡単ですが、今回は宣伝記事を書きたい!と思って筆をとっているわけです。あらすじから読み取れる以上のネタバレは無しで、かつ魅力を伝えようと試みます。気になったら見ましょう、オデッセイ最高って言いましょう。
基礎知識
監督、リドリー・スコット
主演、マット・デイモン
これだけで映画ファンは見たくなるのでは?と思ってしまえるほど吸引力があるイメージです。
リドリー・スコットは「ブレードランナー」「エイリアン」等の監督でもはや巨匠とか大御所とか呼んでも差し障りがないレベルのベテラン監督です。
マット・デイモンは言わずもがな。「ボーン」シリーズのジェイソンボーン役や「オーシャンズ」シリーズのライナスを演じた名俳優です。
これで面白くないわけないだろう!と言えるレベルの人間揃えておいて何故どことなくいぶし銀なイメージが拭えないのでしょうか?
その理由は2つあります。1、日本版の宣伝が下手なこと。2、元のPVも微妙に見た後とイメージが違うこと。主にこの2つであると思います。
日本版の宣伝が下手、とは
まずは日本版のポスターを御覧ください
正直これはないかなって思ってます。
深刻な顔のマット・デイモン、そして感動のエンドを匂わせる煽り文句。
本編はわりかしコメディ寄りな演出が多く、重苦しいSFを見るような気持ちで映画館に行かせるというのは正直見当違いです。もっとライトに見て、ライトに面白かったー!と言って欲しいような、そんな映画だったのです。
PVとのイメージの乖離
この映画、PV等の宣伝では火星に取り残された男が宇宙ステーションで作物作ったりしてなんとか生き延びる、という感じにスポットが当たっています。
実際はそれだけではなく、NASA側の救出作戦、そして主人公を取り残した飛行士四人の話との三つ巴でお話は展開していきます。
正直火星のお話だけではダレる、というか原作小説もこんな感じだったらしいです。
先述しましたが、もっと楽しい映画を見よう!!って感じなので、楽しい映画をみたい!!って気持ちになる宣伝をして欲しかったんです。
オデッセイは最高
さて、程よく問題点を並べて気付きましたが、これじゃネガキャンじゃん……って思ったので最高ポイントを並べて締めたいと思います。
1、テンポが最高
飽きるのが人の必然、と言ってもいいぐらい人間は飽きっぽいです。でも大丈夫、熟練の映画監督が飽きそうなポイントで絶対飽きさせないようにめちゃくちゃ工夫してます。最後までまっっったく飽きずに楽しめました。
2、主人公が最高
マット・デイモンの軽妙な演技が心に爽やかな風を吹かせます。コメディもシリアスもきっちりこなす演技力は只者ではない……!まぁ実績ある役者さんなので当然っちゃ当然なのですが、程よく挟まれるコメディ要素が全体的に明るめに、かつ映画としてのメリハリをバッチリ付けてくれます。最高です。
3、音楽が最高
劇伴が、という意味ではないです。ここは内緒です、見に行きましょう。
4、頭悪い人が出なくて最高
洋画にありがちなよくわからん無能がストレス溜まる行動する、ってのが一切無いです。これも全体のテンポ良さに貢献していると思います。デブだろうと女だろうととにかくみんなカッコいい、最高です。
以上、オデッセイをべた褒めしてみました。ホント2016年ここから10ヶ月これ以上の映画があるのか不安なくらい面白いです、ぜひぜひ劇場で、見ましょう!