オールタイムベストアニメ五選
ガンダムでオタクになってもはや10年が経とうとしている―それを考えた時、あまりにも進歩しない自分にどうしようもなく情けなくなったものです。
誰もが多岐にわたる趣味に没頭し、好きなモノを好きということへのハードルが下がった昨今、アニメオタクという人種も実に偉そうな顔をして歩いています。
そんな時代になったからこそ、昔からアニメが好きだった日陰者としてこんな面白いアニメもあるんだよーって言ってみたいわけです。
※ランキング形式ですが好みで全然変わるものですし、どれも面白いんだなーぐらいで見てくれれば幸いです。
それでは第五位!
「スクライド」です!
いきなりもはや語るまでもない名作で申し訳ない……。
多少アニメをかじっていれば見ていると思うんですが、26話に喧嘩をするために、そのためだけに作られたアニメと言っても過言ではないです。
もちろんそれまでの話も熱い、拳を握りながら涙を流す男たちの話が展開されていきます。
全てを拳に振り切った燃え上がるストーリーは何度も見たくなることうけあいです。
そして第四位!
「血界戦線」!
放送中のアニメでまじかよって思われそうですが、色々見てきてここまで楽しいアニメはなかったと思ってます。
トライガンの内藤泰弘の漫画がアニメ化!ってことでまぁどうやっても面白くなったとは思うんですが、予想をはるかに超えた出来になっていておっさんびっくり。
ストーリーものと思われがちですが内容はなんてことのない最近流行りの日常もの。ただちょっと異形が出たり戦闘が起こったりしますがそれもほとんどはユカイな事件。
何よりも魅力的なキャラクターがそんな日常を騒がしく過ごしている。それだけで何度でも見たくなる名作だと思います。
この解説だけだと原作でもええやんってなるので補足を。
アニメ版では原作では女っ気のないレオくんにガールフレンドにような子ができることでボーイミーツガールな要素を入れて話を続きモノとして機能させています。
この効果は予想以上に大きく、ヘルサレムズロットの愉快な日常だけに収まらない怪作になっていると思います。
ヒロインは釘宮だよ!やったね!声優そんな興味ないっすけどね!
続けて第三位!
「ガン×ソード」
谷口監督の作品が2つも入るとはたまげたなぁ……。
とにかく気持ちいい作品、その一言につきます。
嫁を結婚式に殺された童貞が復習の旅に出る、なんてひねった要素も少ない一作ですが、小難しい哲学はなくただ目的を完遂するヴァンの生き方はうじうじした主人公に辟易した現代にいい清涼剤でしょう。
谷口監督はとにかく娯楽を作るのがうまいなーと思わせられた一作です。
御託はいらない、とにかく理屈抜きで見てほしい一作です。
そして第二位!
「蒼穹のファフナー」!
こちらも現在「EXODUS」真っ最中ですね!終わってから絶賛しろって石が投げられそうです。
しかし、個人的には確信したのです。「EXODUS」九話でこれは名作になる、と。
絶望がーとか鬱アニメだーとか言われていますが、このアニメは大御所冲方丁の手腕でそれだけではない希望も見いだせるファッション鬱のノリがないところが絶賛の理由の一つです。
EXODUSまで来ると、それまでの全てを見た人への最高の祝福、圧倒的映像美とストーリーがが待っています。ぜひぜひレンタルビデオ屋にダッシュしましょう!無印、HAE、RoLの順番でイッキ見をおすすめします。
唯一の欠点が無印前半が面白くない……残念なことですが、そこだけは目をつぶって見て欲しいところです。後半への布石のようなもんです。
そして個人的、ベスト、第一位!
そうですエヴァです、「新世紀エヴァンゲリオン」です。
やめて!最後にミーハーとか言わないで!好きなのよ!!
中学時代の僕を狂わせたモンスターアニメです。
ここでは「ヱヴァ」ではなく「エヴァ」の話をします、ファフナーはまとめたのにね……。
というのも、全く別作品、旧エヴァはあれで完結しているのです。
そしてこの作品の真骨頂はその難解なストーリーでも陰鬱な哲学でもなく、演出にあると僕は考えます。
旧劇の弐号機vs量産機で興奮しない男子はいねぇぜ……背徳的ヴァイオレンス、ここに極まれりッて感じです。
ストーリーに関しても、伏線丸投げだーとかわけわからんエログロだーって言われますが、25,26話を見れば話としてやりたかったこと、一人の少年の挫折と成長を描き切った話としては優秀だったと思います、
以上簡潔ではありましたが、個人的なベストアニメ2015編、いかがだったでしょうか。本来全作品が一つの記事になるほど思い入れのある作品、そしてここで零れたけど面白い作品はたくさんあります。
結局有名作品ばかりになってしまい、見たって人は多いと思いますが未見の方のきっかけになってくれれば幸いです。